1976年に発表されたHD-28ですが、これはそのカスタム版です。当時日本の代理店をやっていた「東海楽器」がカスタムオーダーした分で、ネックブロックには「CUSTOM」と刻印されています。フィンガーボードのポジションマークがドットでは無いことで、スノーフレイクスダイヤモンド＆キャッツアイポジションマークに変更されています。それ以外はHD-28SQと同様のスペックです。

インターネットを観ていて、ひと目見てすぐに電話で「かまぼこ型ネック」を確認してＨＯＬＤをお願いした２８です。このギターを取りに行くのに店を早じまいして、行きました。他の２８と較べたことがありませんが、年相応以上のボリュームだと思います。自己満足ですが『かなりイケテル』と思います。木の材質は、D-45と同等の材を使用しているのではないかと思います。音質についても、D-45に負けない音の煌びやかさと押し出しがある様に思います。変な例えですが、７０年代の『フォード』のコブラジェットエンジンを積んだ、「マッハ�T」のパワーと優雅さを兼ね備えた様な『ギター』と、自己満足しています。

トップのシトカは軽いベアクロウ、バック＆サイドのローズは柾目。眺めて良し、聞いて良しのギターだと思います。